新国立劇場『夏の夜の夢』江守徹が降板、代役は村井国夫

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新国立劇場 (c) shibainu on Flickr

 新国立劇場は、5−6月公演『夏の夜の夢』にオーベロン、シーシアス役で出演を予定していた江守徹が2月末に起きた脳梗塞の回復に若干の不安があることから出演を降板することを発表した。代役は村井国夫が務める。


 同公演は英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエート・ディレクターで、『レ・ミゼラブル』などを手掛けたジョン・ケアードを演出に招いて制作される新プロダクション。江守のオーベロン、シーシアスに、麻実れいのティターニア、ヒポリタというベテランのほか、チョウソンハのパック、細見大輔のライサンダー、石母田史朗のディミートリアス、小山萌子のヘレナ、宮菜穂子のハーミア、さらに妖精のひとりとして神田沙也加と、フレッシュな若手が集まったことで注目されている公演だ。
 2月の脳梗塞での入院後、テレビの仕事などをキャンセルした江守は、自宅で静養しながらこの舞台での復帰を目指していたが、二役を演じ激しい動きもある負担の多い公演だけに、大事をとって降板することになったという。
 代役の村井国夫は1988年〜2001年まで『レ・ミゼラブル』にジャベール役で出演しており、ジョン・ケアードの演出をよく知っている日本人俳優のひとり。また新国立劇場で3月に上演された『コペンハーゲン』にも出演していた。

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