松竹はかねてから老朽化のため立て替えを検討していた歌舞伎座を、2010年4月公演を最後に閉館・解体し、13年に新しい複合施設型のビルとして再建することを発表した。


 松竹では現在の歌舞伎座で来年1月から再来年4月までの16カ月間にわたり「歌舞伎座さよなら公演」が行うこともあわせて発表した。
 さよなら公演については、名狂言を中心にさよなら公演にふさわしい演目にし、歌舞伎ファンからの投票なども受け付けて演目を決定したいとの考え。また、さよなら公演の皮切りとなる来年1月公演では、通常2日初日を3日初日として、2日には幹部俳優約150人を歌舞伎座に集めて、舞台上で公開の「古式顔寄せ手打ち式」を行う予定だ。
 歌舞伎座は1951年に建てられた桃山風の建築物で、国の重要文化財にも指定されているが、老朽化が進み、また高齢者の多い歌舞伎愛好者が来る劇場でありながらバリアフリー化が進んでおらず、松竹では3年前に建て替えを発表した。しかし地元との協議などで着工が延びていた。建て替え中は新橋演舞場で年10カ月歌舞伎座公演をするほか、国立劇場や全国での巡回公演などを増やす予定だという。

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