新国立劇場『山の巨人たち』

新国立劇場『山の巨人たち』
劇場=初台:新国立劇場・中劇場
10/17(金)−19(日)
評価:★★★(Good)10/24(金)夜所見
●作=ルイジ・ピランデルロ
●翻訳=田之倉稔
●演出=ジョルジュ・ラヴォーダン
●出演=平 幹二朗、麻実れい、手塚とおる、田中美里、綾田俊樹、田根楽子、大鷹明良、植本 潤、及川 健、久保酎吉、渕野俊太、細見大輔、大原康裕、真織由季、佐伯静香、小春、澤田若菜
●美術=ジャン・ピエール ヴェルジェ
●照明=ジョルジュ・ラヴォーダン
●音楽=久米大作
●音響=黒野 尚
●衣裳=ブリジット・トリブイヨワ
●ヘアメイク=鎌田直樹
●振付=夏貴陽子
●演出助手=保科耕一
●舞台監督=藤崎 遊
 新国立劇場の08-09シーズン演劇部門の目玉のひとつが、パリの名門オデオン座の前芸術監督ジョルジュ・ラヴォーダンを招いて演出させる『山の巨人たち』 。なにはともあれ、幕開き5分の美しさは、えもいわれぬもので、新国立劇場の中劇場での演劇公演というより、ヨーロッパのオペラハウスで見るオペラのようなスケール感にあふれた空間が出現する。長年ラヴォーダンとコンビを組んできたジャン・ピエール ヴェルジェの美術、そしてラヴォーダン自身の照明が一体となって、この舞台全編を通して、名状しがたい美しさにあふれた幻想的な空間を見せてくれる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました