第一次世界後、ソ連からヨーロッパに広がった抽象芸術運動「構成主義 constructivism」の流れを汲む演劇。
構成主義は、近代工業の技術や素材を取り入れながら、空間や質感を合理的、機能的に構成する表現方法だった。演劇においては、1920年ころ、ソ連のメイエルホリド、タイローフらが取り入れ、ドイツのピスカートルにも影響を与えた。
日本では23年に{築地小劇場}で土方与志の演出、村山知義の装置による『朝から夜中まで』が初めて構成主義を用いた舞台として上演された。
構成主義は、それまでの写実的なものをよしとする舞台美術の在り方を変え、現代のひいては照明、演出などにも影響を及ぼした。
