福岡市の第三セクターで設立する劇場が設立総会

 福岡市が同市博多区で建設中の新劇場を運営する第三セクター「博多座」の設立総会が5日、同市内で開かれ、会長に松竹の永山武臣会長、社長に日本タングステン(福岡市)の松本昇三社長が就任した。


 同劇場は、松竹のほか東宝、コマ・スタジアムなど興行会社4社が合同で資本参加する劇場で、業者間や自治体との共同運営は日本初。
 永山会長は記者会見で「博多座は今後の地方演劇の行方にかかわる日本で初めての試み。松竹、東宝から専任者を派遣し、地元に合った芝居を育て成功させたい」と述べ、松本社長も「市や興行界、経済界の調和を図りながら、市民と観客のための劇場を目指したい」と話した。
 劇場は1999年春のこけら落としに向け、6月11日に着工。歌舞伎や宝塚歌劇を上演し、初年度の興行売上高約34億円、開業6年目に単年度黒字を見込んでいる。

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