「劇作家、求む!」 新国立劇場・上村次期芸術監督が仕掛ける異例の公募企画がスタート

新国立劇・次期芸術監督の上村聡史(左)と「ドラマコネクト」演出担当の五戸真理枝(右)
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新国立劇場は、2026/2027シーズンラインアップ記者会見で発表した「集団創作による新作」プロジェクトを「ドラマコネクト」と命名し、2028年4月の上演に向けて劇作家の公募を開始した。

本プロジェクトは、2026年9月に演劇芸術監督に就任予定の上村聡史の指針に基づき、演出の五戸真理枝と共に、公募で選ばれた劇作家とフルオーディションによる出演者が、プロダクションワークショップを経て新作を創り上げる試み。

集団創作による「物語の更新」を目指す

上村次期芸術監督は、就任1年目のスローガンとして「物語の更新(アップデート)」を掲げた。その一環である「ドラマコネクト」では、劇作家、演出家、俳優、スタッフが対等な立場でディスカッションや試行錯誤を繰り返し、時間をかけて日本語の新作を作り上げることを目的としている。

上村はメッセージの中で、劇作家ワジディ・ムワワドが仲間との対話から『岸 リトラル』を誕生させたエピソードを引き合いに出し、「清新な感性同士がConnect(繋がって)いければ」と期待を寄せた。

演出を担当する五戸真理枝は、募集テーマとして『私が伝えたい物語』を設定。「あなた独自の視点と手法で紡がれる「今」を映し出す物語をお待ちしています」と語る。また、劇作家にも稽古場に深く関わってほしいとして、「集まったメンバーの感性や想像力を活用しながら台本を書き、演技が立ち上がる過程でもリライトを繰り返すなど、作品の可能性を言葉の面から一緒に探していただきたい」と、従来の制作過程を超えたコラボレーションを呼びかけている。

「ドラマコネクト」劇作家公募 概要
募集テーマ:『私が伝えたい物語』(演出:五戸真理枝より)
応募資格:日本国内を拠点とし、日本語で劇作をする経験のある劇作家(上演経験の有無は問わない)
応募条件:書類選考後の面談、およびその後の出演者オーディションやワークショップ、稽古に参加可能であること
応募受付期間:2026年5月1日(金)~6月15日(月)23:59まで
選考過程:書類選考および対面での面談を経て、2026年7月下旬に最終決定

公演概要(予定)
公演時期: 2028年4月(5月に全国公演の可能性あり)
会場: 新国立劇場 小劇場 ほか
演出: 五戸真理枝
芸術監督: 上村聡史

劇作家 募集の詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_031510.html
「ドラマコネクト」ウェブサイト:https://www.nntt.jac.go.jp/play/drama-connect/

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