1月9日(日) — 23日(日)  三軒茶屋:シアタートラム
●作・演出・美術=宮沢章夫
●作曲=桜井圭介
●演出協力=矢内原美邦(ニブロール)
●出演=大河内浩、伊勢由美子、岩崎正寛、笠木泉、片倉裕介、上村聡、岸建太朗、熊谷知彦、佐藤一晃、柴田雄平、鈴木将一郎、田中夢、南波典子、渕野修平、三坂知絵子、山根祐夫
評価:★★★★★ (Excellent)1/9(夜)・23(昼)所見


 宮沢章夫が昨年春からほぼ1年間かけてドラマリーディングや準備公演、映像作品などを展開してきたプロジェクトの最後を飾る本公演。この公演だけにニブロールが参加、振付を矢内原美邦が担当、衣裳に矢内原充志、映像に高橋啓祐が参加している。 
 前作「トーキョーボディ」でも取り入れられていた舞台奥での演技を映像で観客に見せる手法や、演技に折り込まれるダンスなどが、さらに大きく舞台上で展開されるようになっている。映像やダンスを場面転換の際に用いるのは、小劇場系の舞台ではごく当たり前になっているが、宮沢の舞台では、場面転換として使われるのでなく、演技と同等の構成要素として舞台に存在する。それはときには俳優達の演技を侵食し、批評するかのように主張していく。
 なにはともあれ、この舞台が現代演劇、いや、映像も含めたパフォーミングアートのひとつの到達点を見せてくれたことはまぎれもない事実である。未見の方には是非、1月28日・29日の京都芸術劇場での公演まで足を運んでいただきたい。

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