読売新聞社は、第12回読売演劇大賞の最終選考会を開き、先に発表された第1次選考会でノミネートされた5部門25件の作品・人の中から、大賞と最優秀賞を決定した。


 大賞は「巨匠」、「浅草物語」での演技を高く評価され最優秀男優賞に選ばれた大滝秀治が受賞。男優の大賞受賞は初の快挙となった。最優秀作品賞には野田秀樹の「赤鬼」。野田は前回の「オイル」に続いて2年連続で同賞を受賞した。また、第1次選考会で作品部門トップだった劇団燐光群「だるまさんがころんだ」には、選考委員特別賞が与えられた。
 正賞は佐藤忠良氏制作のブロンズ像が贈られるほか、副賞として大賞・最優秀男優賞に200万円、その他の最優秀各賞、杉村春子賞、芸術栄誉賞、選考委員特別賞に各100万円が贈られる。贈賞式は2月28日、東京のパレスホテルで。
 

第12回読売演劇大賞・
最優秀男優賞
大滝秀治
劇団民芸4月公演「巨匠」の老人役、同12月公演「浅草物語」の鈴木市之進役に対して
最優秀作品賞 「赤鬼」
Bunkamura8–10月公演(シアターコクーン)
最優秀女優賞 宮沢りえ
新国立劇場3−4月公演「透明人間の蒸気」のヘレン・ケラ役に対して
最優秀演出家賞 野田秀樹
Bunkamura8−10月公演「赤鬼」に対して
最優秀スタッフ賞 礒沼陽子
新国立劇場6月公演「INTO THE WOODS」の美術に対して
杉村春子賞 尾上菊之助
「京鹿子娘二人道成寺」「児雷也豪傑譚話」「助六由縁江戸桜」の演技に対して
芸術栄誉賞 宝塚歌劇団
創立90年の歴史の中で数多くの人材を輩出し、良質のエンターテインメントを送り出していることに対して
選考委員特別賞 「だるまさんがころんだ」(劇団燐光群)
現代演劇としての独創性と実験精神をあわせもつ作品を創作したことに対して

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