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#925
座・高円寺 劇場創造アカデミー
ゲスト

告知失礼いたします。座・高円寺 劇場創造アカデミー公開ゼミ「「劇場」で話そう!」開催のお知らせです。

「劇場」という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか?
図書館や美術館に比べると、どこか行くことへのハードルも高い印象を受ける劇場。劇場のありかたは、年々、多様化しています。
落語や子どもから大人も楽しめるクラシック事業、シニア演劇など多彩な事業のエキスパートの方とともに、劇場の新たな可能性を探るアイディアを考えてみませんか?

■タイトル:公開ゼミ「劇場」で話そう!
■会場:座・高円寺 地下3階 けいこ場(〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2)
■参加費:全8回 10,000円/杉並区民割引 8,000円/U25(25歳以下)5,000円 
 ※要証明書の提示
■定員:会場参加 16名程度
■申込方法:必要情報をご記入のうえ、下記よりお申込みください
(申込締切 2023年1月12日(木))
https://forms.gle/JkmxdNLtzNeQQrZT7

〈登壇講師〉※予定は変更となる場合があります
司会進行:髙宮知数(マーケティング・プロデューサー/プロジェクト・デザイナー)

司会進行講師コメント:劇場が舞台芸術や音楽の公演だけでなく、ワークショップや人材養成プログラム等に積極的に取り組むようになってから四半世紀が過ぎました。現在各地の劇場でさまざまな事業が行われていますが、劇場によってはパターン化され、支持者を除いては飽きられても反復されているようにも見受けられます。予算や人材など事業制作を取り巻く環境が厳しくなる中で、劇場にできることを今一度考えるために、多彩なゲストを迎えて話してみようという目的の講座です。

第 1 回 2023 年 1 月 13 日(金)
▶さまざまな劇場の活動と使われ方
まずは今日の劇場が積極的に事業制作を行うようになるまでの流れを、その前史も含めて概観するとともに、その歴史をふまえながら今日の課題は何かを観ていきます。そしてそのヒントとなるようお招きしたゲストと話す予定を紹介します。

第 2 回 2023 年 1 月 20 日(金)
■堀井憲一郎(コラムニスト)
▶堀井憲一郎さんと話す「落語会はもっと面白くなる」
堀井さんは、2009年『落語論』のポップな形口ながら鋭い分析が話題となり、以降NHK新人落語大賞の審査員や、国内唯一の専門誌『東京かわら版』の「ホリイの落語狂時代」の連載、またWEBメディア等での落語に関する記事も多い評論家です。年間400席の高座に通い、日本で一番二つ目に詳しいとも言われている、そんな堀井さんだからこそ話せる、令和の寄席の落語とホール落語の違い、ホール落語ならではの面白さや楽しみ方、またそれをいっそう面白くするためにやれること、さらには今聞くならこの若手など話してもらおうと思います。当代随一の落語フリークだから聞ける、落語の最前線に触れる一夜です。

第 3 回 2023 年 1 月 27 日(金)
■長谷川亜樹(公益財団法人サントリー芸術財団 サントリーホール 企画制作部副部長)
▶長谷川亜樹さんと話す「ワクワクする普及啓発」
長谷川さんが所属するサントリーホールの企画プログラムは、ベルリンフィルやウィーンフィルのコンサートやホールオペラはもちろん、例えば2022年で6回を重ねる「サントリーアートキッズクラブ『いろいろドレドレ』や5月GWに開催された『こども音楽フェスティバル』などに至るまで、どれも魅力的な企画です。普及啓発事業は特にこどもたちが対象だと、安全安心を意識するあまりともすれば型にはまりやすく他所でもやっているものになりがちな中、隅々まで工夫と気遣いが感じられるプログラムだと感心させられます。
少子高齢化が進む中、未来の担い手、聞き手を育てるために、ある意味一番本気で取り組ンで行く子との大変さと喜びを話してもらおうと思います。

第 4 回 2023 年 2 月 10 日(金)
■石山正弘(多摩市役所 児童青少年課長)
▶石山正弘さんと話す「点と点のつなぎ方」
石山さんは多摩市の職員として、いくつもの部門を異動しながら文化芸術と関わってきました。例えば、廃校利用イベントとして2年がかりで準備され、2万人を動員しNHKでの特番放送もされた「大人計画フェスティバル」や2022年市制施行50周年事業と銘打たれ多摩市公式事業として若手演出家川口智子と範宙遊泳所属の俳優埜本幸良を起用した野外でのこどもたちのワークショップ「たまたまモンスター」。実はいづれも市の文化芸術所管部門ではないのに実現させています。役職や担当を越えて、あるいは自身のネットワークをどう活かして壁を越えるのか、事例を交えながら話してもらいます。

第 5 回 2023 年 2 月 17 日(金)
■渡辺 弘(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 ゼネラルアドバイザー)
▶渡辺弘さんと話す「人生100年時代の劇場とのつきあい方」
東急文化村、まつもと市民芸術館、彩の国さいたま芸術劇場、そして岡山芸術創造劇場と、渡辺さんは、開館や開館間もない劇場で、さまざまな事業プログラムを企画制作されてきました。例えばスタート時に“50,60はハナタレ、70で一人前”とも言われたさいたまゴールドシアターでは15年間にわたりその現場に関わり、平均年齢80才を超えた2021年の最終公演までを見届けました。日本人全体の平均年齢が50才弱、100才超の人口が10万人近いわけですから、劇場の観客もスタッフキャストも“50,60はハナタレ”という時代に劇場でできることについて、渡辺さんに話してもらいます。

第 6 回 2023 年 2 月 24 日(金)
■平野暁臣(空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長/ジャズレーベルファウンダー)
▶平野暁臣さんと話す「挑戦と成功のツボ」
平野さんの仕事ぶりで感心するのは、プロジェクトを単に成功させるだけでなく、必ず新しい試みに挑戦していること。1989年に開催されたアジア太平洋博覧会のレガシーは単なるインフラ整備で無く、その後福岡が東京のフォロワーを止めアジアのハブになるきっかけとなり、六本木ヒルズアリーナ開業期のプログラムは、公開空地でも有料イベントが開催出来るようになる社会実験でした。既にやられていることのコピペではなく、新しい取り組みを、それも何度も挑み成功させてきた平野さんならではのチャレンジマインドを、興味深い事例とともに話してもらいます。

第 7 回 2023 年 3 月 10 日(金)
■tupera tupera 亀山達矢(クリエイティブユニット/絵本作家)
▶tupera tupera亀山達矢さんと話す「劇場、こども、遊び」
先日(2022年12月25日)の朝日新聞朝刊でも取り上げられていた「しろくまのパンツ」をはじめ、「パンダ銭湯」、「うんこしりとり」などtupera tuperaの絵本は、遊び心に満ちています。その遊び心は、ワークショップの場でも遺憾なく発揮され、いつも大人気です。ワークショップから、舞台作品の演出や美術まで、劇場との関わりも多い亀山さんに、こどもから大人までを夢中にさせるために意識していることや今考えている新しい取り組み等を話してもらおうと思います。

第 8 回 2023 年 3 月 17 日(金)
■これからの劇場を話そう
6人のゲストとの話を振り返り、学べたこと、ヒントになったことを挙げてみます。また、これからの劇場を取り巻く状況と起きることを紹介します。それらを踏まえながら、これからの劇場でやりたいこと、挑みたいことを話します。

【お問合せ】
〒166-0002 杉並区高円寺北2-1-2 座・高円寺
「劇場」で話そう!(担当・松本)
TEL 03-3223-7500
MAIL academy@theatre-koenji.jp

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