第8回朝日舞台芸術賞(朝日新聞社主催)の最終選考が行われ、8日に発表された。注目のグランプリには、新国立劇場制作の日韓共同制作の作品『焼肉ドラゴン』が選ばれた。


 グランプリに選ばれた『焼肉ドラゴン』は、新国立劇場が平田オリザ作『その河をこえて、五月』に続いてソウル・芸術の殿堂との共同制作で上演した作品。在日三世の鄭義信が自身の体験を踏まえて書いた戯曲を、鄭と韓国人演出家・梁正雄が演出した。出演者も映画・舞台の第一線で活躍する韓国俳優陣を招き、新国立劇場での初演の後、ソウル芸術の殿堂で韓国公演も行われた。今回の朝日舞台芸術賞のほかに、鄭義信が紀伊國屋演劇賞・個人賞を、また韓国では「韓国演劇評論家協会の選ぶ 2008年 今年の演劇ベスト3」、「韓国演劇協会が選ぶ 今年の演劇ベスト7」を受賞している。
 このほかの受賞者は以下の通り。

  • アーティスト賞=平幹二朗(『リア王』『山の巨人たち』)と松本雄吉(『呼吸機械』)
  • 舞踊賞とキリンダンスサポート=Noism08(『Nameless Hands』)
  • 寺山修司賞=栗田桃子(『父と暮せば』)
  • 秋元松代賞=市村正親(『キーン』『ラ・カージュ・オ・フォール』)

 贈呈式は1月30日、東京・ホテルニューオータニにて行われる。

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