新国立劇場、開場15周年記念企画で鵜山仁演出の『リチャード三世』

 新国立劇場は来年秋に開場15周年を迎えるが、その記念プログラムとして演劇、バレエ、オペラのメインとなる大型企画を、通常の年間ラインナップ発表にさきがけて発表した。演劇部門では、2009年秋に『ヘンリー六世』三部作でその年の演劇賞を総なめにした鵜山仁・前芸術監督が、その後日談に当たる『リチャード三世』を演出する。


 新国立劇場では毎年1月下旬に翌シーズンの年間プログラムを発表しているが、2012/13シーズンは、開場15周年の節目に当たる年ということで意欲的なプログラムを揃えた。このため、シーズンの開幕に上演される目玉作品について、他の作品に先駆けて発表したようだ。演劇部門の『リチャード三世』は、演出の鵜山をはじめ、小田島雄志の翻訳、出演が岡本健一、中嶋朋子、浦井健治という『ヘンリー六世』のメンバーが揃っており、注目を集めそうだ。
 今回発表されたのは以下の五作品。
【演劇部門】
《新制作》
『リチャード三世』 King Richard III
2012年10月
●作=ウィリアム・シェイクスピア
●翻訳=小田島雄志 、演出=鵜山 仁
●出演=岡本健一、中嶋朋子、浦井健治、ほか
【バレエ部門】
《新制作》
◆「シルヴィア」 Sylvia
2012年10・11月
●振付=デヴィッド・ビントレー、音楽=レオ・ドリーブ
◆「ダイナミック・ダンス!」 Bintley’s Choice
 「コンチェルト・バロッコ」Concerto Barocco/振付=ジョージ・バランシン
 「テイク・ファイヴ」Take Five /振付=デヴィッド・ビントレー
 「イン・ジ・アッパー・ルーム」In the Upper Room/振付=トワイラ・サープ
2013年1月
【オペラ部門】
《新制作》
◆ベンジャミン・ブリテン
「ピーター・グライムズ』 Peter Grimes
●指揮=未定、演出=ウィリー・デッカー 
●出演=ピーター・グライムズ:ステュアート・スケルトン
 エレン・オーフォード:スーザン・グリットン
2012年10/2(火)、5(金)、8(月・祝)、11(木)、14(日)
◆ジュゼッペ・ヴェルディ
『アイーダ』 Aida 【新国立劇場開場15周年記念公演】
●指揮=ミヒャエル・ギュットラー、演出=フランコ・ゼッフィレッリ
●出演=アイーダ:ミカエラ・カロージ、ラダメス:カルロ・ヴェントレ
 2013年3/11(月)、14(木)、17(日)、20(水・祝)、24(日)、27(水)、30(土)

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