国際演劇批評家協会が「シアター・クリティック・ナウ09」を開催

 国際演劇批評家協会(AICT)日本センターは、優れた演劇書を表彰する2009年度のAICT演劇評論賞に、喜志哲雄氏の著書『シェイクスピアのたくらみ』(岩波新書)と、気鋭の研究者、稲田奈緒美氏の著書『土方巽 絶後の身体』(NHK出版)を選出。その授賞式と記念講演および関連シンポジウムからなるイベント「シアター・クリティック・ナウ09」を12月23日(水・祝)18:00から世田谷文化生活情報センター・セミナールーム(三軒茶屋・キャロットタワー5F)で開催する。


  国際演劇批評家協会・日本センターでは、毎年過去1年間を対象として、新進気鋭の優れた演劇評論にシアターアーツ賞を、優れた演劇書に対してAICT演劇評論賞を授与している。
 今年はシアターアーツ賞は受賞作なしとなったが、AICT演劇評論賞には、長年シェイクスピア研究に貢献してきた京都大学名誉教授、喜志哲雄氏の著書「シェイクスピアのたくらみ」と、舞踊の理論と実践を結びつけた評論を展開している気鋭の研究者、稲田奈緒美氏の著書「土方巽 絶後の身体」の2作を選出した。
 12月23日の「シアター・クリティック・ナウ09」では授賞式に続いて、喜志哲雄氏による記念講演「シェイクスピアと観客反応」 が行われるほか、稲田奈緒美氏の受賞作「土方巽 絶後の身体」についてのシンポジウム「土方巽とその時代」が開催される。司会の立木燁子(舞踊評論家・AICT 日本センター事務局長)のほか、パネリストとして麿赤兒(舞踏家・大駱駝艦主宰)、扇田昭彦(演劇評論家)、高橋豊(演劇評論家)が出席予定。
 入場料は1,000円。申込み・お問い合わせはEメールで、国際演劇批評家協会・日本センターまで「シアター・クリティック・ナウ申し込み」の題名で。

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