松竹が2月日生劇場公演『SUPER MONKEY 〜西遊記〜』の公演中止を発表

 一部報道が伝えるところによると、松竹が2月の日生劇場公演『SUPER MONKEY 〜西遊記〜』の公演中止を発表した。主演の和央ようかが体調不良のために降板することになり、代役での公演を検討したが、和央抜きでの公演は不可能と判断、制作中止を決定したという。


 『SUPER MONKEY 〜西遊記〜』は、元宝塚の男役トップスターだった和央ようかが退団後初のオリジナルミュージカル主演というふれこみで制作発表された公演。タイトルの通り、西遊記をモチーフに、シルク・ドゥ・ソレイユの『KA』、『ドラリオン』等で演出スタッフ、技術指導を担当した台湾の林永彪が演出にあたり、脚本をスーパー歌舞伎などで知られる齋藤雅文、音楽を浅倉大介が担当。衣裳に台湾のデザイナー黄嘉祥を起用するなど、国際的に活躍するアジアのスタッフを集めた大作ミュージカル。和央は、中川晃教の演じる孫悟空の心の分身、美候役として主役を演じる予定だった。
 松竹では6月には大阪松竹座でも上演を予定している大型公演のため、当初は代役を立てる予定で人選に入ったが、チケットを購入した観客の多くは和央ファンであることから、公演が成立しないと判断、公演中止を決定したようだ。チケットは払い戻される。
 なお和央の降板の背景には演出家との意見の相違との情報もあるという。
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