この秋、世田谷パブリックシアターの公演でカフカの大作『審判』『失踪者』の2本立て連続上演に取り組むMODEの松本修。来年2008年はMODEの創立20周年という節目の年になる。


 「20年だからと言って何か特別なことをしようとは思わない」と松本は語るが、春にはMODEの公演として近松門左衛門の『心中天網島』を上演するという。近松作品は、松本が文学座に在籍した当時、同じ文学座の若手演出家だった石川耕士とともに自主公演のためのプロデュースユニット“ちかまつ芝居”で取り上げたもの。ちかまつ芝居がのちに現在のMODEになっただけに、松本としても20周年をある程度意識した公演になることは間違いないだろう。
 また、松本はMODE以外では、昨年の「場所と思い出」に続き尼ヶ崎市立ピッコロ劇団で演出をすることも決まったという。作品はチェーホフの『三人姉妹』。
 ラインナップだけで見る限り、来年の松本修はMODE旗揚げ当時に取り上げていた作品を再度、演出することになりそうだ。

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