「KABUKI」がユネスコの世界無形文化遺産に指定

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎事務局長は25日、パリのユネスコ本部で第3回「人類の口承および無形遺産の傑作宣言」の登録リストを発表し、日本の歌舞伎を含む43件が、「世界無形文化遺産」として登録された。


 日本の伝統芸能としては2001年に「能楽」、2003年に「人形浄瑠璃文楽」が登録されており、今回で日本の3大古典芸能すべてが登録されたことになる。
 無形文化遺産は「近代化の中での消滅の危機にあるもの」という基準があるため、歌舞伎が選ばれるかどうかは微妙なところだったが、審査委員会は「直ちに消滅する危機には直面していないが、観客数は一時的ブームを除けば徐々に減っている。西欧的演技スタイルの導入は創造的な進化をもたらしているが、同時に伝統芸の衰退の危機にもつながっている」と選定理由を述べた。

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