独立した劇としての狂言(本狂言)とは別に、能の中で演じられる狂言のこと。アイとも呼ばれ、語り間(かたりあい)、会釈間(あしらいあい)、替間(かえあい)の3つに分類される。
語り間は、2場ものの能(複式能)でシテが中入りをして後の場になるまで、前後の2場面をつなぐ役割から生まれたもので、曲の主題や背景などを分かりやすく説明する。語り間は、さらに、所の者などの役で舞台中央にすわり、曲の主題を説明する居語(いがたり)、末社の神などの役で名乗座に立ち、曲の内容に関する状況を説明する立語(たちがたり)、一曲のはじめに登場して序詞を告げる口開間(くちあけあい)に分類される。
会釈間は、船頭、強力、太刀持など、低い身分で登場しながらシテと同様に重要な役割を果たす。
替間は、劇間(げきあい)とも呼ばれ、能のほかの役とはほとんど関係なく独立した形で劇中に挿入される劇中劇。
