チェコ初代大統領となった劇作家ハベルが死去
報道機関が伝えるところによると、1989年にチェコスロバキアで「ビロード革命」と呼ばれる無血民主革命を率いて大統領、初代チェコ大統領を務めた劇作家のバツラフ・ハベルが18日、チェコ北部の別邸で死去した。享年75歳。
68年の民主化運動「プラハの春」では非党員作家組織「独立作家の会」議長として民主化運動に参加。ワルシャワ条約機構軍による武力介入で自由化は失敗、作品の発表と上演を禁じられ、一介の工場作業員にさせられた。その後も自由化に向けた活動を展開するが、その度に繰り返し弾圧され、延べ5年間も獄中生活を送った。
ベルリンの壁が崩壊した89年、反体制派を結集した「市民フォーラム」を創設、民主化要求デモを展開し、共産党から政権を奪取して「ビロード革命」を無血で成功させ、同12月にはチェコスロバキア大統領に選出された。
その後、スロバキアの分離運動を阻止できず、93年1月にはスロバキアのチェコからの独立を許した。分離後はチェコの初代大統領として2期を務めた。2003年に政治の世界から引退して人権活動に専念。また劇作家としての創作活動も再開していた。