前田司郎、柴幸男、多田淳之介、篠田千明、長谷基弘、わたなべなおこ。現在、演劇界の第一線で活躍する彼らを演出に招き、コミュニケーション教育の一環として作品を作り、発表公演を行っている学校が、福島県立いわき総合高等学校だ。今年、東日本大震災と福島第一原発事故に遭遇したいわき総合高校の演劇部員たちは、演劇担当の石井路子教諭と共に、自分たちのおかれた状況をゲーム感覚の舞台『Final Fantasy for XI.III.MMXI』として舞台化。その作品で今月末に東京公演を行う。
石井教諭が指導するいわき総合高校の活動としては、これまでに前田司郎が演出した『あらわれる、飛んでみる、いなくなる。』『3000年前のかっこいいダンゴ虫』が五反田団のアトリエヘリコプターで、多田淳之介が演出した『平成二十二年のシェイクスピア』がキラリ☆ふじみで上演され、高校生たちが見せるみずみずしい演技が演劇ファンの間で話題を呼んだ。
今回の『Final Fantasy for XI.III.MMXI』は、これまで東京公演を行っていた芸術・表現系列での授業で作られた発表公演ではなく、演劇部の活動として石井教諭と生徒たちが作った作品で、11月下旬に行われた福島県高校演劇コンクールで最優秀賞を受賞。福島県代表として東北大会出場が決まった。
今月下旬に演劇部では初の東京公演を行う石井教諭を、いわき総合高校に訪ねた。
取材:ステージウェブ編集部 柾木博行
いわき総合高等学校演劇部東京公演『Final Fantasy for XI.III.MMXI』は、
12月21日(水)・ 22(木)アトリエヘリコプターで、
12月23日(金・祝)筑波大学付属駒場中・高等学校(高校生以下対象・予約制無料公演)で上演。
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