世田谷パブリックシアターは平成21年度のプログラム説明会を5月26日に行った。主催公演で演出を手掛ける、前川知大、鈴木勝秀、近藤良平、そして芸術監督の野村萬斎が出席し、それぞれの作品についての意気込みなどを語った。
今年度は、企画ものとしては伝統芸術を現代の舞台作品として取り上げている日本、イタリア、韓国の作品をシリーズで上演する。芸術監督の野村萬斎プロデュースによる狂言と能『狂言劇場 その六』のほか、中世イタリアの即興喜劇を現代に甦らせたミラノ・ピッコロ座『アルレッキーノ』。そして韓国から伝統芸能の表現を現代演劇に取り入れた韓国国立劇場『胎』、という3作品を6〜7月に連続上演する。
また新作としては、イキウメの前川知大が小泉八雲作品を舞台化する『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話』(7月3日〜20日)、鈴木勝秀がオスカー・ワイルド唯一の長編小説を舞台化する『ドリアン・グレイの肖像』(8月21日〜31日)、近藤良平率いるコンドルズが子ども向けの作品に挑戦する『コンドルズ★こどもの劇場スペシャル』(2010年3月24日〜28日)が話題を集めそうだ。
そして芸術監督の野村萬斎がシェイクスピアの『リチャード三世』をベースに07年にみずからの演出・主演で初演した『国盗人』を12月に再演するほか、2010年3月には新作『マクベス(仮)』を上演する。
さらに子ども向けの作品としては、07年の初演以来、今回で三演目となる『にんぎょひめ』を首都圏ツアーと世田谷パブリックシアターで上演するほか、世田谷区内の小中学校へのアウトリーチ活動として続けているスクール公演の新作『風雲忍者学校・怪傑伝衛門一座!(仮)』(作=東憲司、演出=下総源太朗)などを予定している。
取材:STAGEWEB編集部 柾木博行
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