ここ数年カフカの舞台化に取り組んできた松本修。昨年はMODE公演として『変身』、世田谷パブリックシアターの公演として『審判』『失踪者』を上演し、1年かけてカフカの世界を追いかけてきた。その彼が次に題材として取り上げるのが近松門左衛門。今月上演される『心中天網島』は、新しいMODEのスタートとなる作品かもしれない。
チェーホフやベケット、そしてカフカなど翻訳もののイメージの強いMODEだが、その前身はちかまつ芝居という、近松門作品を浄瑠璃のせりふそのままに現代の舞台美術、衣裳で演じるという演劇ユニットだった。
今回、21年ぶりに近松に取り組む松本は、ちかまつ芝居の舞台同様に、文楽とも歌舞伎とも異なるアプローチで近松を現代の舞台に再構築するという。主演は、昨年別役実の『場所と思い出』で松本の演出を受けたピッコロ劇団の看板俳優・孫高宏と、最近の松本の舞台には欠かせない若手女優・山田美佳。
新しい魅力的なモチーフを見つけた松本を稽古場に訪ね、新作について話を聞いた。
取材:STAGEWEB編集部 柾木博行
『心中天網島』は、7/4(金)~13(日)東京・笹塚ファクトリー、7/18(金)〜21(月・祝)大阪・フジハラビルで上演。
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