4月から5月にかけて、平田オリザの3作品が連続上演される。ひとつは平田が率いる青年団がフランスのティヨンヴィル国立演劇センターと共同制作した新作『別れの唄』(公演は終了)。もうひとつは平田が岸田戯曲賞を受賞した代表作『東京ノート』のこまばアゴラ劇場での1か月のロングラン再演。さらに、新国立劇場・中国国家話劇院・香港アーツフェスティバルの共同プロデュースによる平田の新作『下周村(かしゅうそん)』だ。
連続上演の第1弾となる『別れの唄』は、ティヨンヴィル国立演劇センターのロラン・グッドマンが演出を担当。出演者8名のうち、5名がフランス人俳優、3人が青年団の日本人俳優で、稽古は昨年12月に日本側スタッフ・俳優が渡仏して行われ、1月下旬からティヨンヴィル、ブザンソンで乗されて、日本公演を迎える。今後はストラスブール、パリでも上演が予定されているそうだ。
もうひとつの国際共同制作となる『下周村(かしゅうそん)』は、平田が作・演出を共同担当した2002年の日韓合同公演『その河をこえて、五月』の成功を受けて、香港から制作依頼がきた作品。今回は中国現代劇でナンバーワンとの呼び声の高い李六乙(リーリュウイ)とのコンビにより、劇作は平田がメイン、演出は李がメインで作られ、既に香港、中国公演を行った。
一方、『東京ノート』は初演から13年にして、ようやくこまばアゴラ劇場に里帰りしての一か月ロングラン公演として上演される。13年間にさまざまな場所で上演されてきたことの成果として、今回は英語、フランス語、イタリア語、韓国語、中国語、タイ語、マレー語、インドネシア語という8カ国語の字幕を用意。青年団のWebサイトでリクエストを受け付け、1回の公演ごとに希望の多い字幕を実際に表示して上演するという。
今回の3作品のことを中心に、海外とのコラボレーションや青年団の今後について、『別れの唄』の休憩時間に平田オリザに話を聞いた。
聞き手:STAGEWEB編集部 柾木博行
『東京ノート』は、4/19(木)〜5/14(月)こまばアゴラ劇場で上演。 公演情報はこちら
『下周村』は、5/15(火)〜20(日)新国立劇場・小劇場で上演。 公演情報はこちら
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